パワーストーンにある程度詳しい人なら『浄化』という言葉をご存知かと思います。
「パワーストーンは使っているうちにパワーが落ちてくるから浄化しましょう」とか、
「買ったときはたくさんの人が触っているから最初に浄化しましょう」とか言われてますよね。
それはわかるとしても、浄化の方法が何種類もあることを疑問に思いませんか?
ちゃんと浄化できるならどれか一つだけでもいいはずですよね?
「なんで浄化のやり方にいくつも種類があるの?」
「もしかしたらそれぞれの方法に違った意味があるのかな?」
そう思った私はパワーストーンの本を読んだり、ネットでの意見を集めたりしました。
すると浄化の種類がたくさんある理由がだんだんわかってきたんですよ。
私と同じ疑問を持っている人はこの記事を読むことで疑問が解決すると思います。
浄化のやり方も詳しく書いてますので、参考にしてくださいね(^_^)v
目次
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パワーストーンの浄化には大きく分けて2つの意味がある
パワーストーンの浄化とは石に力を発揮してもらうための儀式みたいなものですが、なぜその方法が何種類もあるのかを解説したいと思います。
パワーストーンの浄化には大きく分けて2つの意味があります。
一つはパワーストーンの中に溜まったマイナスエネルギーを除去してリセットする『ゼロ浄化』。
そしてもう一つは、パワーストーンにエネルギーを注入して元気にする『チャージ浄化』です。
もしもあなたがパワーストーンの浄化をしたいと思った時には、どちらのタイプの浄化を行うべきかを考えて行う必要があるということですね。
ゼロ浄化とは
たとえばパワーストーンを身に着けているあなたが、なにか大きなストレスを受けるようなことがあったとしましょう。
その時に石はあなたが感じたストレスを溜め込んでいるわけなんですよね。
私たち人間はお風呂に入ったり、眠ったり、気分転換をしたりすることでストレスを解消することができますが、パワーストーンは自分でストレスを解消することはできないのです。
ゼロ浄化とは、パワーストーンが溜め込んだストレス(マイナスのエネルギー)を除去することで、石にリフレッシュしてもらおうという儀式のことをいいます。
パワーストーンを購入したり、誰かからもらった時などに行うべき浄化なのはこちらの浄化方法です。
あなたの手元に来るまでに、たくさんの人の感情を吸収してしまっているから、一度きれいにリセットしましょうということですね。
チャージ浄化とは
チャージ浄化とはパワーストーンに自然のエネルギーや波動を注入して、石に元気になってもらおうという浄化方法です。
パワーストーンはあなたの願いを叶えるために不眠不休でサポートをしてくれています。
私たちと同じように、石たちもずっと働いていたら疲れて力を発揮できなくなってしまうんですよね。
パワーストーンに「元気がないな」「あまり効果を感じないな」と思った時に行うと良いのがチャージ浄化です。
長く身に着けていたり、部屋にずっと置きっぱなしになっていることに気づいたときはこちらの浄化をしましょう。
パワーストーン浄化の種類と、それぞれの方法の意味
パワーストーンの浄化の種類と、それぞれの方法の意味などを解説します。
この記事はパワーストーンについて書かれた本や、ネットの意見を参考にして書いています。
私が調べたところ、人によって浄化のやり方が微妙に違ったり、浄化する時間もかなり違ったりしています。
人によって方法が違うということはキッチリと決まっていないということですね。
私の意見としては、浄化を行うあなたが「浄化できた」とスッキリした気持ちになれば、それで浄化は成功したと言えると思います。
参考程度にするのが良いでしょう。
- 塩による浄化
- 水による浄化
- 燻煙による浄化
- 水晶による浄化
- 太陽の力による浄化
- 月の力による浄化
- 土に埋める浄化
- 共鳴音による浄化
塩を使った浄化
塩を使った浄化はゼロ浄化タイプです。
石に溜まった疲れやマイナスのエネルギーを除去したい時にはこの方法が一番強力だそうです。
古来より日本では、塩に浄化の力があると信じられてきました。
現代でも、相撲の取組前に土俵に撒いたり、お葬式のお清めとして頂いたりするのでお馴染みですよね。
塩による浄化には、『塩の上に石を置くやり方』と、『塩に埋めるやり方』があります。
塩の上に置く場合は石を丸一日(24時間)置きましょう。
塩に埋める場合は10分程度で良いみたいです。
塩の浄化を終えた後は流水でしっかりと塩分を落として、そのあと柔らかい布で拭き取るようにしましょう
塩はできるだけ天然のものが良いようです。
ですが絶対に天然の塩でなければならないということではなく、塩以外の余計なものが入っていないものなら良いということです。
塩による浄化の注意点
塩によって変色するなどの劣化が起こる石もあるので注意しましょう。
塩に弱い石
アンバー、オパール、カルサイト、セレナイト、ターコイズ、パイライト、ヘマタイト、マラカイト、ラピスラズリなど
水による浄化
水による浄化はゼロ浄化タイプです。
浄化のやり方は石を流水にさらすというものです。
できればきれいな流れの自然の川が良いと言われていますが、ご自宅の水道水でも大丈夫だということです。
水道水で浄化する場合の手順
- ボウルなどに水を注いで満タンにします。
- 満タンになったら水の勢いを弱めて静かにあふれさせます。(水を少しずつ出し続けます)
- 石を静かに沈めます。
- 10分ぐらい経ったら石を取り出して柔らかい布で優しく拭きましょう。
流水で清めているときのに、石に「お疲れさま」という気持ちや、石に溜まったマイナスエネルギーが洗い流されているイメージを持つと良いようです。
(流水にさらす時間は3分~5分程度でも良いという人もいれば、一時間ぐらいという人もいます。)
水による浄化の注意点
水にさらすことで変色するなどの劣化が起こる石もあるので注意が必要です。
水に弱い石
アズライト、ラピスラズリ、アラゴナイト、エンジェライト、メテオライト、オパール、カルサイト、クンツァイト、セレナイト、ターコイズ、タンジェリンクォーツ、パイライト、ヘマタイト、ラリマー、レピドライトなど
燻煙による浄化
お香の煙を使ったお清めはゼロ浄化タイプです。
やり方はお香の火を消した後、立ちのぼる煙にくぐらせるだけです。
(時間的には10秒~30秒程度)
白檀香(びゃくだんこう)や、乾燥したホワイトセージの葉がおすすめのようです。
ホワイトセージとはアメリカのインディアンが儀式の際に、場に集まった人々を清めるために使用した天然のハーブです。
ホワイトセージを使用した浄化をスマッジングと呼ぶようです。
パワーストーンのお店や通販でも買うことができます。
ホワイトセージを使用した浄化の手順
- 灰皿を用意します。
- 乾燥したホワイトセージの葉を一枚手に取って火をつけます。
- 手であおいで火を消します。
- 煙に浄化したい石をくぐらせます。(まんべんなく煙にかざします)
- 浄化が終わったら葉をホワイトセージの枝でもみ消します。(割りばしなどでも良い)
燻煙による浄化のメリットはパワーストーンだけでなく、部屋の空間も一緒に浄化してくれるところにあります。
風水でも良い香りは浄化の作用があるとされ、ホワイトセージを用いた浄化を行うことは推奨されているようです。
浄化を行った後は、煙を部屋の外に逃がすことが大事です。
燻煙による浄化の注意点
燻煙による浄化に適さない石は特にないとのことですが、あまりにも長く煙に当てているとススが付くという声もありました。
もしも湿気のせいで火が付きにくい場合はレンジで少し温めるか、天気のいい日に干しておきましょう。
保管するときに乾燥材を入れておくのもオススメです。
火の扱いには充分に気をつけてください。
水晶による浄化
水晶は強力な浄化力があるとされています。(ゼロ浄化)
パワーストーンのお店などでは水晶の原石の上にブレスレットを置いて『浄化中』とか書かれていることもありますね。
浄化用の水晶には2つのタイプがあります。
- 水晶さざれチップ (小さい水晶の粒)
- 水晶クラスター
先ほどの例で挙げた水晶の原石をクラスターと呼びます。
アメジスト(紫水晶)のクラスター
水晶クラスターや、水晶さざれチップによる浄化はとても簡単です。
浄化したい石をクラスターの上に置くだけで大丈夫です。
水晶さざれチップの場合はお皿にチップを敷いて、その上に浄化したい石を乗せるだけです。
このように水晶を使った浄化はとても簡単で、どんな石でも劣化することがないので安心です。
画像のアメジストクラスターは8,000円ぐらいでした。
水晶さざれチップは粒の大きさにもよりますが、100グラム500円とかいう感じで販売されています。
水晶による浄化の注意点
浄化に使う前にクラスターもさざれチップも、それ自体を浄化する必要があるということです。
また基本的に部屋に置きっぱなしにするものですので、定期的に浄化して力を取り戻すようにしましょう。
写真のアメジストのクラスターは次の項目で紹介する「太陽の光による浄化」は色が薄くなるので注意が必要です。
太陽の光による浄化
太陽は生命力の象徴であり、光にはポジティブなエネルギーが満ち溢れています。
このエネルギーを石に浴びせることでマイナスのエネルギーを除去し(ゼロ浄化)、さらにポジティブなエネルギーを注入するチャージ浄化の両方が行えます。
浄化の方法は、日の出から太陽が昇りきる正午までの時間帯に、浄化したい石を日光浴させるだけです。
太陽の光による浄化の注意点
紫外線で色褪せたり変色する石もあります。
適さない石
アメジスト、アンバー、カーネリアン、カルサイト、カルセドニー、クンツァイト、シトリン、スギライト、ターコイズ、チャロアイト、ローズクォーツ、ロードクロサイトなど
丸玉の石を日光浴させる場合は、光が集まって火が付いてしまう『収れん火災』に注意してください。
月の光による浄化
月の光による浄化は、太陽の光による浄化と同じ効果があります。(ゼロ浄化&チャージ浄化)
月は満ち欠けによってパワーの強さが変わります。
パワーが上昇していく新月から満月までの期間に月光浴させることで。月のエネルギーをチャージする効果が期待できるということです。
月光浴の時間は1時間~3時間程度で大丈夫です。
また、月が見えない雨の日でも窓際に置いておくことで、浄化の効果はあるということです。
この浄化のメリットは、太陽の紫外線に弱い石であっても、月の光なら大丈夫なところにあります。
どんな石にも使える浄化方法で注意すべき点は特にありません。
土に埋める浄化
石を土の中に埋め戻して、本来の状態に近づけることでエネルギーを取り戻すというチャージ浄化法です。
埋める期間は3日間~1週間、長くても1か月以内には掘り起こすようにということです。
あまりにも埋めている期間が長いと、石が役目を終えたと感じて眠りについてしまうという声がありました。
天然素材でできた布などで包んで埋めると良いでしょう。
土に埋める浄化の注意点
土に弱い石はありませんが、水はけの悪いジメジメした場所や、人が上を歩いてしまうような場所に埋めると、悪いエネルギーを吸収してしまうので逆効果になります。
共鳴音による浄化
クリスタルチューナーというヒーリングのアイテムを使ったチャージ浄化です。
音叉(おんさ)で水晶を軽く叩くことで発せられる澄んだ音が、叩いた水晶の浄化力を増幅させると言われています。
発せられる4096Hz(ヘルツ)という周波数は『天使界の扉を開く音』と言われています。
浄化のやり方
- 利き手に音叉、逆の手に水晶を持ちます。
- 水晶の先端を浄化したい石に向けて音叉を水晶に軽くぶつけます。(平面な部分に当てます)
- 音が鳴ったら水晶の周りを円を描くように音叉を動かします。
- 浄化できたと思うまで繰り返します。
石だけでなく浄化したいものすべてに使えるアイテムです。
とても心地の良い音がするので自分自身も浄化される気がします。
画像は筆者がストーンマーケットで購入したクリスタルチューナーです。
音叉と水晶ポイント、携帯用のポーチの3点セットで3,800円(税別)でした。
まとめ
いかがでしたか?
たくさんある浄化の方法には、それぞれに違う意味があることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
今回記事を書くにあたって書籍やネットの声を参考にしましたが、調べれば調べるほど違う意見が出てくるんですよね。
10年、15年、それ以上に長くパワーストーンを愛されている人の声では、昔はそんなに「浄化浄化」言ってなかったという意見もありました。
それに、ここ最近になって新たに追加された浄化方法もあるので、私としてもそういうのはどうなんだろうと思う部分もあるんですよね。
私の意見としては浄化を行う人(あなた)が、「ちゃんと浄化できた」と納得できれば、細かいやり方の違いや浄化する時間とかはあんまり関係ないのだろうと思います。
あんまり形式にこだわらずに、「浄化したことで石が元気になった」「喜んでくれた」という感覚を楽しむのが良いのではないかなと思いました。
それではおさらいです。
- パワーストーンの浄化にはマイナスエネルギーを除去してリセットする『ゼロ浄化』と、エネルギーを注入して元気にする『チャージ浄化』の2種類がある。
- 浄化を行うときにはゼロ浄化とチャージ浄化のどちらが必要か考えて行う。
- たくさんある浄化の種類には、それぞれ違う意味やメリットがある。
- 浄化の方法によっては、石が劣化するものもあるので注意して行う。
以上で今回の記事を終わりたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!