三峡ダム決壊の洪水被害は日本にも影響する?現在の状況や水位も調査してみた!

三峡ダムの決壊で日本が受ける影響は?

こんにちは。

2020年6月から中国に降り続く豪雨のせいで、三峡ダムに決壊の危機が迫っています。

三峡ダムとは、琵琶湖の1.7倍の面積があり、堤高が185メートルもある世界最大のダムです。

もしも三峡ダムが決壊した場合、

  • 約30億立方メートルの濁流が下流域に襲いかかる
  • 下流域には上海や南京など、中国のGDPの4割を占める大都市がある
  • 中国には日本企業もたくさんある
  • 大量の淡水が海に流出することで海洋生物が被害を受ける
  • すでに洪水で農作物は壊滅的な状況
  • 4億人は被災者が出る
  • 上海の中心地から100kmほど離れたところに原発がある

など、聞けば聞くほど恐ろしい話になっています。

最悪の場合は、世界中の株価が暴落し、その影響はコロナ禍以上だとも言われています。

日本も経済的なダメージを受けますが、それでも食料支援や自衛隊の派遣などをすることも考えられますよね。

今回は、

  • 三峡ダムが決壊した場合に予想される洪水被害
  • 考えられる日本への影響
  • 現在の状況や水位

という内容を調査し、記事を書いています。

情報は三峡ダムに関連するニュース記事や、YouTube、ツイッター、Wikipediaなどから集めました。

こんな重大なニュースをテレビではなぜか報道しませんが、知っておいたほうがいいと思ったので記事にしました。

気になる方はチェックしてくださいね。

三峡ダム決壊の洪水被害は日本にも影響する?現在の状況や水位も調査してみた!

以下は、Newsweek(ニューズウィーク)からの引用です。

万が一決壊すれば、約30億立方メートルの濁流が下流域を襲い、4億人の被災者が出ると試算されている。安徽省、江西省、浙江省などの穀倉地帯は水浸しになり、上海市は都市機能が壊滅して、市民の飲み水すら枯渇してしまう。上海には外資系企業が2万2000社あり、経済的なダメージ次第では世界中が損害を被る。

上海が「水没」したら、経済が回復するまで10~20年かかるかもしれない。もし三峡ダムが臨界点を超えたらと思うと、気が気ではない。

引用:Newsweek https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/07/post-93874_2.php

30億立方メートルの水が一気に襲いかかって、下流域に壊滅的なダメージを与える。

被災者は4億人も出て、飲み水すら枯渇してしまう。

考えたくないですが、犠牲者が大勢出た場合、疫病が流行ることも考えられます。

現実になれば、本当に恐ろしい話ですね。

 

 

大量の淡水が海に流出することで海洋生物が被害を受ける

現在、三峡ダムでは決壊を防ぐために大量の水を放流し続けています。

 

以下はヤフーニュースからの引用です。

三峡ダムが放水を続けた場合、川の水と海の水が混ざることで、海水の塩分濃度が下がって影響が出ることが書かれています。

海洋生態系に被害が出るので漁業に大きな影響が出ますね。

 

中国洪水に韓国も安心することはできない状況だ。三峡ダムが水を放流し続ける場合、済州近海にも影響を及ぼすためだ。

長江から海に流れてくる平年流出量は1秒あたり4万4000トンだ。しかし最近では大雨と洪水で流出量が7万7000トンまで増えた状況だ。このために約1カ月後の8月中・下旬のばく大な量の長江水が済州沿岸に到着する可能性がある。

この場合、塩分が低い川水と塩分が高い海水が出会い、「低塩分水」を形成する可能性が大きい。低塩分水は水温を高め、魚介類などの海洋生物を斃死させるなど海洋生態系を脅かし被害が懸念される。

引用:YAHOO!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/36291104614f541a4e1b5bf0763ac815585d0aa9

 

下流域では街が洪水に飲み込まれているのに、さらに放水を続けるしかないのです。

それでも増水を抑えきれないので堤防を爆破して水位を下げなければなりません

すでに農作物に壊滅的な被害が出ている!食糧難が起こる可能性が大!

中国は2020年6月からの豪雨で80年に一度と言われる大洪水が起きています。

三峡ダムの下流域ではすでに洪水状態なのに、決壊を防ぐために放水し続けるしかない状況です。

そのため、今年の中国の農作物は壊滅状態にあるわけです。

中国では深刻な食糧難になるので、世界に輸出している場合ではありません。

日本からも大量の食料が中国に買われることが予測されます。

日本政府が食糧支援として送ることも考えられますよね。

 

日本を襲う食糧危機!中国による米の買い占めへの対策が必要

三峡ダムの現在の状況や水位の最新情報

三峡ダムの現在の状況や水位を調べてみました。

(この記事は2020年8月4日の書いています。)

 

2020年8月1日のウェザーニュースが、台風3号と台風4号が発生したことを報じています。

台風3号は長江の上流の方へ。

台風4号は長江下流の方へ。

 

2020年8月3日の水位

8月3日午前の三峡ダムの水位は、160.91メートルです。

警戒水位は145メートルなので、ずーっと危険な状態です。

ダムが持ちこたえられるのは175メートルだと言われています。

 

2020年8月21日、三峡ダムの上流にある重慶に洪水が起きている

2020年8月21日には、三峡ダムの上流にある大都市の重慶が洪水に襲われています。

この水が危険水域を大きく超えている三峡ダムに流れていきいます。

下流部はもっと大変なことになっていることでしょうね。

まとめ

この記事では、三峡ダムが決壊した場合にどんな影響が出るのかや、現在の状況・水位などを書きました。

もしも三峡ダムの崩壊が現実になれば中国だけでなく、確実に日本も影響を受けます。

 

三峡ダムが決壊した場合、予想される日本が受ける影響は

  • 海洋生態系が崩れて漁業に影響する
  • 現時点でも中国の農作物が壊滅的なので、日本からも食料が中国に買い占められる可能性がある
  • 中国では飲み水が枯渇する可能性があるので水も買われる可能性がある

ということは少なくとも言えるでしょう。

 

あくまでも予測ですが、食料や水などの価格が高騰する可能性があるので、必要な人は備蓄しておいてもいいかもしれませんね。

とても気になるニュースなので、新しいニュースが入ったら追記します。

読んでいただきありがとうございました。

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