こんにちは。
最近、副業を考えている明峰(めいほう)です。
最近は自分の働きたい時間に仕事をする「スキマ時間の副業」が流行ってますね。
その中でも『アマゾンフレックス』という、個人がアマゾンと契約して宅配業務をおこなうサービスが「稼げる仕事」として注目されています。
ガッツリ働けば月収40万円以上も稼げると聞きました。
「え、それ本業よりもずっと稼げるんだけど・・・。40万円ってすごくない??」
そう思った私は、アマゾンフレックスに参加している人たちのツイッターやYouTubeを見て実態はどうなのかを調べました。
すると、アマゾンフレックスは魅力的な部分も多いものの、参加者たちの不満の声も多くみつかりました。
私が知りえた情報をもとにメリット、デメリットを総合的に判断すると
「自分に合うオファーさえあれば、しっかり稼げる仕事」
ではあると思いますが、これ一本で本業みたいにするのはリスク以外の何ものでもないというのが正直な感想です。
この記事に検索でたどり着いたあなたは、アマゾンフレックスをやってみたいと思っている人ではありませんか?
もしかしたら次のような疑問や不安があるかもしれませんね。
- 実際にどのぐらい稼げるの?
- アマゾンフレックスにはどうすれば参加できるの?
- 残業はあるの?
- 雨の日は大変じゃない?
- 道がわからなかったらどうしよう
- 事故を起こしたらどうなるの?
この記事では上記のような疑問にお答えしています。
さらにアマゾンフレックスで働く参加者たちのツイートを取り上げ、どういったところがメリット、デメリットなのかを詳しく解説しています。
参考にしてもらえるとうれしいです。
目次
アマゾンフレックスは副業でも稼げる?評判を調べてみた
最初に気になるのは「アマゾンフレックスって稼げるの?」ってところではないでしょうか。
結論から言うと、「仕事を引き受けられれば、時給がいいので稼げる」ということですね。
『仕事を引き受けられれば』と書いたのは仕事がいつもあるとは限らないということです。(後述します)
また、ガソリン代や仕事を始めるまでの初期費用が自腹なので、そこは計算に入れないといけません。
プログラムに参加する人は、アマゾンフレックスに雇われるわけではありません。
個人事業主として契約することになります。
ですから、経費は全部自腹、事故を起こせば自分の責任になります。
稼げる反面、リスクも大きいことをわかっておく必要があります。
アマゾンフレックスでは何時間働けるのか?
アマゾンフレックスには、2つの働き方があります。
- 週50時間ぐらい働いてガッツリ稼ぐフレックスプロ
- 自分のスケジュールに合わせたスキマ時間に働くフレックス
送られてくるオファーの中で都合の良いものがあれば、エントリーして仕事を受けることができます。
オファーを見ると『何時~何時』の時間帯は『〇〇円』という風に報酬がわかります。
現在は2時間で、関東では約4000円、愛知県では約3750円となっています。
一時間に換算すると約2000円です。
ガッツリ働きたい人は、4時間のオファーと8時間のオファーを組み合わせるという感じで、最長12時間まで働けます。
1週間にどこまで働けるかというと、60時間が最大となります。(2日は休みが必要)
仮に時給2,000円で一日12時間、22日働いたときの金額を計算してみましょう。
2,000円×12時間=24,000円
24,000円×22日=528,000円
このように1日をフルに働いて22日以上働けば50万以上になります。
1日10時間×22日で計算すると44万円になります。
- 「そこまでガッツリじゃなくてもいい」
- 「スキマ時間で副業として働きたい」
という人もいるでしょう。
そういう人は送られてくるオファーで短時間のものを選ぶといいです。
短時間でも時給がいいので、上手く利用すれば稼げるのではないでしょうか。
仮に一日4時間を週3日(月に12日間)で働いた場合
2,000円×4時間=8,000円
8,000円×12日=96,000円
4時間を週3日で10万円近くいくなら、なかなかじゃないですか?
このように書くと結構自由に選べそうだと思われそうですが、オファーを受けてからエントリーするというシステムなので早いもの勝ちです。
オファーが少なければ争奪戦になります。
仕事をしたかったら他の人に取られる前に確保しないといけません。
最近のアマゾンフレックスの評判は・・・
ここからは最近の情報となります。
アマゾンフレックス関連のYouTubeやツイッターを見ておりますと、最近は不満の声が目立つようになってきました。
たとえば何日も全然仕事のオファーがないときもあるようです。
収入をこれ一本に頼っている場合は、死活問題になりますよね。
ですが、しばらくするとまたオファーがいっぱい来るようになることもあるようです。
これは、商品の発送の多い時、少ない時に左右されるということかもしれませんね。
また、公式の見解ではなくツイッターなどで見られる参加者たちの『推測』なのですが、配達完了率が低い人にはオファーが送られてこないという口コミがあります。
参加者たちが言うには現在は、ふるいにかけて使える人だけを残しているのではないかということです。
アマゾンフレックスはいきなりオファーが減ったり、アカウント停止になる人もいたり、ハコベルはそもそも案件がそんなに多くないので稼げるか稼げないかでいうとそれ一本でやるには厳しいと思います!
副業としてやる分には良いかと思います。— やまはん (@mPv9XpzVf09EFfi) August 2, 2019
アマゾンフレックス から恐怖の通知がきた。
未配が多くなると参加資格失う。当然っちゃ当然だけど気を引き締めないと!
今の気持ちを動画でアップしましたーーーhttps://t.co/Q9HLBQWDDc#アマゾンフレックス
— やまはん (@mPv9XpzVf09EFfi) June 7, 2019
アマゾンフレックスは、持ち出した荷物はできるだけ減らして帰ってくることを望んでいます。
お客さんが不在の場合、電話でお客さんから許可をもらって置き配をすることを言われるようです。
(置き配=荷物を置いて配達を完了すること)
『お客さんに電話で置き配の許可をもらうことができるかどうか』が一つのハードルになりそうですね。
アマゾンフレックスの立場からすれば時間内にキッチリ配達できる人が欲しいので、シビアですがそういうものだと思っておきましょう。
アマゾンフレックスのメリットはこの10個
アマゾンフレックスのメリットを解説します。
後述するデメリットと合わせてやるべきか考えてみてください。
メリットその1.自分で働く時間を決められる
アマゾンフレックスに登録するとアプリに仕事のオファーがくるようになります。
自分が希望するスケージュールがあれば引き受けると良いでしょう。
(最短2時間~最長12時間)
休みがほしいときは仕事を入れなければいいだけの話ですね。
メリットその2.給料がいい
一時間あたり約2,000円なので割のいい仕事だと思います。
4時間のオファーを3時間で終わらせたら時給2,600円ぐらいの計算になります。
また、雨の日には割増料金での支払いになることもあるようです。
雨の日は荷物をぬらさないために大変なところもありますが、給料が上がるのであればいいかもしれませんね。
メリットその3.24時間前までにキャンセルすればペナルティーはなし
プログラムの規約の中には、違反をすると参加資格を失うものがいくつかあります。
そのなかの一つに、『度重なるキャンセル』というものがあります。
一度受注した仕事を取り消す行為を何度もくり返すと、そのうちにアカウントを停止させられることがあります。
しかし24時間前までにキャンセルすれば、ペナルティーを受ける心配はありません。(2019年8月10日現在)
体調が悪いとき、都合が悪くなった時などは、シフトの24時間前にはキャンセルするようにすればOKです。
メリットその4.服装は自由
アマゾンフレックスでは制服が支給されません。
自分が動きやすい服装で仕事をすることができます。
梅雨の時期などで制服が乾いてなくて困る、ということがないのはいいですね。
ですが、お客様に失礼にならない程度に、常識的な服装である必要があります。
メリットその5.早く終われば早く帰れる
早く配達が終わった場合は、その分早く帰ってもオファー分の給料がちゃんと支払われます。
無駄に残っておく必要がないので、慣れてきたら自分の時間が増えていくかもしれませんね。
時間内に全部回れるのであればのんびり配っても問題ありません。
メリットその6.残業がない
アマゾンフレックスでは残業が許されていません。
時間内に配達が終わらなかったら、配送センターに持ち帰ることがルールです。
時間にはキッチリ帰りたい人にとっては良いシステムかと思います。
終わるまで帰れない仕事をしていてウンザリしている人には魅力的かもしれませんね。
メリットその7.給料の支払いが早い
アマゾンフレックスは翌週には給料が振り込まれるので、毎週振り込まれるので至急お金が必要な場合などにはありがたいですね。
メリットその8.面接を受ける必要がない
運転免許証など必要な書類がそろっていればスマホのカメラで写真を送信するだけで審査をしてくれます。
一般の採用試験のように面接を受けなくてもいいのが楽という人はいるかもしれませんね。
メリットその9.配達先の住所はアプリが教えてくれる
アマゾンフレックスではシフトを入れる時だけでなく、配達するためにも専用のアプリを使用します。
アプリの地図では、配達先と自分の現在位置がわかります。
(スマホのGPSを使用)
仕事の流れを簡単に説明すると
- 配送センターで受け取った配達物をアプリに登録する
- アプリで配達先の場所がわかるので地図で確認する
- スマホのGPS機能を使用して配達先へ向かう
- 配達場所についたら特別な注意事項がないかを確認する
- 配達が終わったらバーコードをスキャンして配達完了を登録する。
配達先へのルートまでは分からないので、カーナビや他の地図アプリもあった方がいいです。
メリットその10.困ったときはサポートに相談できる
配達に出ると思わぬトラブルにあうことがあります。
とくに時間指定がある場合などは遅れてはいけないので、困ったらサポートセンターに相談することが大事だと思います。
- 犬がいて危険である場合
- 道が通れなくなっている場合
- 車がパンクした
- 事故を起こしてしまった
- 住所が地図に載っておらず、お客さんに確認も取れない
『住所が地図に載っておらずお客さんに確認も取れない』
配達先に着いたら表札がない場合などあります。
新しく家が建っていたりすると地図に載っていないので、本当にここで正しいのか不安になります。
インターホンを押して出てきてくれれば確認できますが、不在の場合はお客さんに電話することになると思います。
お客さんが電話に出ない場合は、サポートセンターに連絡しましょう。
そのまま不在の通知を入れて、もしも住所がそこじゃなかった場合は大変なことになります。
本当のお客さんに荷物が届かなくなるので絶対ダメな間違いです。
配達業務をやったことのない人は不安な気持ちもあるかもしれませんが、サポートセンターが付いているので心配しなくても大丈夫なはずです。
アマゾンフレックスのデメリットはこの8つ
アマゾンフレックスで働く場合のデメリットを解説します。
ザックリいうと次のような内容です。
- 準備金や経費が掛かる
- 思うように稼げないことがある
- 参加者たちの不満の声がある
始める前に知っておきたいことは、アマゾンフレックスで働くためには準備にそれなりにお金がかかることですね。
すでに配達に使える軽貨物車両がある場合は、ほとんどクリアしてます。
あとは役所への手続きが面倒だと思う人もいるかもしれませんね。
必要なものは以下のとおり
- 運転免許証(20歳以上)
- 黒ナンバーの軽貨物車
- 過去5年間の運転記録証明書(過去30日以内に取得したもの)
- 自賠責保険証
- 任意保険証(無制限の対人損害補償と、一億円以上の対物賠償保障)
- 貨物軽自動車運送事業の届け出にかかる事業用自動車等連絡書(押印済みのもの)
- 車検証
- 銀行口座
- スマホ(iPhoneまたはandroid)
以降、詳しい解説をします。
デメリットその1.軽貨物車を用意しなければならない
アマゾンフレックスでは自分で軽貨物車を用意しなければなりません。
将来的にはバイクや徒歩での配達も検討されているようですが、現在は軽貨物車のみが対象となっています。
軽貨物車がない場合には購入するか、レンタルするする必要があります。
デメリットその2.ガソリン代・その他もろもろの経費は自分持ち
配達にかかる費用は自分で払わなくてはなりません。
- ガソリン代
- 車の維持費
- スマホ代
- 税金
- 駐車場代
- 飲食代
- その他登録料など
アマゾンフレックスから支払われる報酬から、かかった経費を差し引いたものが利益となります。
雇用されるではなく、個人事業主として契約するので全部自腹だと思うとわかりやすいですね。
デメリットその3.交通ルールを違反したときの罰金は自腹
交通ルールを守らないと当然ですが警察に捕まる可能性があります。
事故を起こしたときは自分の責任になります。
その際の反則金や違反点数などは、すべてドライバーの責任で負担しなければなりません。(当たり前ですが)
違反点数がたまって免停になると仕事そのものができなくなります。
スピード違反、一時不停止違反など捕まったことがある人は要注意ですね。
スマホを操作しながらの運転や、寝不足での運転、駐車禁止違反にも気を付けましょう。
恐怖のタワマン、オフィスビルエリアをなんとか配達完了しました。
パーキング代は合計300円で済みました。
大きなオフィスビルは荷捌き場があるので、面倒でも誰かに聞いて探しましょう!
昨日の担当の方は住所不明で処理してたようです💦#アマゾンフレックス— かずーき (@BuddhaAte) May 30, 2019
駐車場代は自腹です。
デメリットその4.オファーがない日が続くことがある
オファーがない日が何日も続くこともあるようです。
アマゾンフレックス一本で考えていると収入が途絶える危険性があるので、他の軽配送業と掛け持ちをする人が多いようです。
デメリットその5.アカウント停止の可能性がある
アマゾンフレックスで定められた規約に違反すると、アカウントが停止される可能性があります。
また、配達完了率などの実績も影響するので、荷物が多い日はプレッシャーも掛かります。
最初のうちは短時間のオファーを受けた方がよさそうです。
短時間の方が荷物が少ないので、時間内に配り切れないということも少ないでしょう。
アカウントが停止されると収入がストップしてしまうので、これ一本でやっていくつもりでいると大変なことになります。
デメリットその6.アマゾンフレックスのアプリは通信量が多く充電が減る
アプリは常時GPSを使っているので通信量が多いです。
ケータイのプランを確認して、損をしないように見直しておいた方がいいでしょう。
スマホのバッテリーも減りがかなり速いので、配達前には充電を満タンにしておきましょう。
車で充電できるのではと考える人もいるでしょうが、配達先に着いたらエンジンを切るので充電は溜まらないと思われます。
そのために予備のバッテリーは必須のようです。
スマホの充電が無くなると
- 配達場所がわからなくなる
- 配達完了を登録できない
- サポートに連絡できない
など絶体絶命のピンチになります。
デメリットその7.アプリの地図があまりあてにならない
アマゾンフレックスアプリで表示される地図は、自分の現在位置と配達先の位置しかわかりません。
目的地にたどり着くルートがわからないので、そのエリアに詳しくないと、迷ってたどり着くのに時間がかかるかもしれません。
行けると思ったら、一方通行だったということもあるようです。
車にカーナビが付いているなら問題ないでしょう。
また、アマゾンフレックスアプリは地図の精度が良くないという評判なので、無料で使えるグーグルマップを使うと良いでしょう。
また有料にはなりますが精度を求めるならゼンリンのアプリもいいかもしれません。
デメリットその8.規約が変わる可能性がある
アマゾンフレックスは日本ではまだ始まって間もないので、これから規約が変わっていく可能性があります。
今は良いと思える条件が、だんだん悪くなる可能性もないとは言いきれません。
あくまでも可能性の話ですが、念頭に置いておく必要があります。
逆に悪かった部分が改善される可能性もありますので、アマゾンフレックスが長く続いていけば働きやすくなることも考えられます。
まとめ
この記事ではアマゾンフレックスの評判や、働いたときのメリット・デメリットを解説しました。
それではおさらいです。
メリット
- 働く時間を決められる
- 給料がいい
- 24時間前までにキャンセルすればペナルティーがない
- 服装はお客さんに失礼にならない範囲で自由
- 早く終われば早く帰れる
- 残業がない(時間内に終わらなければセンターに持ち戻り)
- 給料が翌週には振り込まれる
- 採用試験や面接を受ける必要がない
- 配達先の場所がアプリで確認できる(カーナビや地図アプリがあった方がいい)
- 困ったときはサポートセンターに相談できる
デメリット
- 初期費用が掛かる →個人事業主なので仕方ない
- ガソリン代や、その他の経費は全部自腹 →個人事業主なので仕方ない
- 交通違反や事故を起こすリスク →交通ルールを守る&安全運転
- オファーがない日が続くことがある →これ一本で考えない
- アカウント停止のリスクがある →規約に反しないように気を付ける
- スマホの充電の減りが早い →予備のバッテリーを準備
- アプリの地図はあまりあてにならない →カーナビや他の地図アプリを使う
- 規約が変わる可能性がある →そういうことを予測して備えておく
アマゾンフレックスは2019年8月現在、東京都、神奈川県、愛知県のエリアでしかサービスが行われていません。
そして日本でサービスが始まってから、まだ日が浅いのでこれから規約や条件等が変わっていく可能性があります。
まだテスト期間といったところでしょう。
アマゾンフレックスは、自分に合うオファーさえあれば、しっかり稼げる仕事だとおもいます。
しかし軽配送をこれから始める人は、軽貨物車を持っていない場合もありますよね。
そういう人が収入をアマゾンフレックス一本に頼ることはおすすめできません。
オファーが何日もない時もありますし、最悪の場合アカウント停止になる可能性もあります。
アマゾンフレックス以外にも軽配送サービスの仕事はありますので、掛け持ちを考えて登録するなどしておいた方が良いでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。